2024.05.02
タレントマネージャー・構成作家・公演制作スタッフなど即戦力のエンタメスタッフを育てる学校「YCA(よしもとクリエイティブアカデミー)」。
そんなYCAについて「実際にどんなことが学べるの?」「卒業後はどんな進路につけるの?」と詳しく知りたい方のための、座談会を開催! ピン芸人のタケトが、3月に卒業したばかりの3期生4名から話を聞きました。
第1回目は、「YCAに入学するのはどんな人?」というテーマで、それぞれの入学理由やYCAを知ったきっかけなどに迫ります。
座談会②「YCAで面白かった授業、学べたこと」はこちら
座談会③「通ったからこそわかる良いところと悪いところ。卒業後の目標」はこちら
(一番左)
跡見莉り子さん …ライブプロデューサーコース。大学4年時にYCA入学。在学中に秋の採用試験に合格し、4月から吉本興業に新卒入社。
(真ん中左)
王七音さん …エンタテインメントプロデューサーコース。IT企業で勤務後、大学院を経てYCAに入学。4月から吉本興業東京マネジメントセンターに契約社員として入社。
(真ん中右)
小関里有さん …ライブプロデューサーコース。大学4年時にYCA入学。在学中から舞台監督アシスタントとして現場に入り、4月から舞台監督会社タスコへ就職。
(一番右)
有賀瞳さん …構成作家コース。制作会社でADとして勤務後、一般企業を経て入学。在学中から神保町よしもと漫才劇場に進行として入り、見習い作家として修行中。
入学を決めた理由、きっかけ
司会(タケト)
――今日は皆さんにYCAについて色々と教えていただこうと思います。YCAの魅力が読んだ人に伝わるか、皆さんにかかっていますので、よろしくお願いします。
一同 お願いします!
――まずは、それぞれの自己紹介と、どんな思いを持ってYCAに入学したかを聞かせてください。跡見さんからお願いします。
跡見 4月から吉本興業に入社した跡見です。私はとにかく新卒で吉本興業に入社したくてホームページを調べていたら、YCAという学校があることを知り、大学4年生の時に入学しました。
――そしたら他の会社への就職活動も行いながら、YCAに通っていたんですか?
跡見 そうです。最初は就活もしながら授業を受けていました。YCAは学費が50万円ほどかかるので、親に猛反対されたんですけど。
――やっぱり反対されましたか。「吉本の専門学校に50万円は高い」と親御さんは思いますよね。
跡見 はい。それでも、どうしても行きたくて、泣きながら説得をしました。パワポをつくって、50万円のうちどれくらい自分がバイト代で負担できるかや、学業とYCAをどう両立するかなど、わかりやすく資料にしてプレゼンしました。
――すごい!
跡見 それぐらい細かく説得をしてようやく入学させてもらえたので、在学中は本当に全力で頑張りました。
――熱意が素晴らしいですね。これがもしNSCだったら、芸人もテレビでよく話すから親御さんもイメージしやすいと思うんですよ。でもYCAだとなかなか難しいですよね。
跡見 そうなんです。なので、私も説明会に3、4回参加して、よく学校のことを理解してから親を説得しに行きました。地元が静岡なんですけど、日帰りで帰省をして、OKをもらって新幹線で東京に戻ってきました。
――それだけ頑張ってYCAに入学したことで、跡見さんは吉本に入社できたんですもんね。素晴らしいと思います。では、王さんも入学したきっかけについて教えてもらえますか?
王 4月から吉本マネジメントに中途入社する王です。私は大学を卒業後に一度IT企業で働いて、その後大学院に通いました。大学院を卒業するときに新卒採用で吉本興業を受けたんですけど落ちてしまったので、どうしても入社したくてYCAに入りました。
――一度採用試験に落ちてもYCAに行くルートがあるんですね。YCAのことは何で知ったんですか?
王 新卒に落ちた時から、中途採用でもう一度受験しようと考えていました。それで毎日採用ページを見ていたんですけど、希望するマネージャー枠の募集が全然出てこなかったんです。
――それはもう毎日クリックしていたぐらい?
王 はい。一日に何回も見ていた時もあります。
――ログインポイントがもらえるわけでもないのに。
王 ただただ覗くだけです(笑)。それでも募集が出ないので、中途入社で入った社員の方に直接聞いてみるしかないと思い、吉本興業の社員さんと繋がっている人はいないか知人に聞いてまわりました。
――それで友人の中に吉本興業の社員さんと繋がっている人がいたんですね。
王 そうです。それで友人に紹介してもらって、その方に「どうすれば吉本に入れるのか」を聞きに行きました。そしたらYCAという学校があって、そこに入ると吉本興業グループ内の採用試験を受けるチャンスがあるよと。だから私のように「中途で入りたいけど、なかなか応募が出ない」と悩んでいる人に、YCAの存在は知ってもらいたいです。
――やっぱりNSCは知っていても、YCAは知らない人が多いですからね。それだけ吉本に入りたかった王さんは、お笑いがめちゃくちゃ好きだったの?
王 大好きでした。小学生くらいの時から。
――じゃあ王さんもYCAで、夢が叶ったということですね。吉本興業に入社したいと思ったら、いろんなルートがあることがわかりました。続いて有賀さんも入学したきっかけについてお願いします。
有賀 私はもともとバラエティーが好きで、新卒で制作会社に入社をしてADをしていました。そこで放送作家という職業を知って、自分もなりたいと思いました。
――作家さんになりたくてYCAに?
有賀 はい。「放送作家 なり方」とか「放送作家 学校」で検索して、YCAが出てきました。
――制作会社とYCAの間に、別の企業でも働いていたんですよね?
有賀 はい。2つ目は全く違う一般の会社でした。そこで働いている時に、「やっぱりエンタメ業界が楽しかったな」と比較している自分がいて、「どうしても作家になりたい」と思ったんです。
――悶々としていていた中で、YCAに通う決断をしたんですね。有賀さんは在学中から神保町の劇場で進行をしていたそうだけど。
有賀 そうですね。YCAに紹介していただいて、見習い作家という立ち位置で働かせていただいています。
――劇場の進行として入るのが、作家さんは一番いいですからね。有名な作家さんも多くの人がそのルートをたどっているから。
有賀 そうですよね。神保町で働くようになってから、多くのライブを見て、すごく視野が広がりました。今は「見習い」という立場ではなく、ちゃんとした作家として劇場から仕事をもらえるように努力しています。
――めちゃくちゃいいと思います。夢に近づいていますね。では最後に小関さんもお願いします。
小関 私はお笑いライブを劇場に観に行く中で、裏方の仕事に興味を持つようになりました。それで、YCAを見つけて大学4年生の時に通い始めました。
――小関さんもネットでYCAを見つけたんですか?
小関 そうです。最初は就活の期間に通う勇気がでなかったのですが、調べていたら、ウェブの関連広告でYCAがたくさん出てくるようになりました(笑)。
――そうか、今AI機能がすごいからね(笑)。
小関 インスタのストーリーを見ていても、「オープンスクールがあります」とか「卒業公演があります」というのが出てきて、これは行くしかないと思いました。
――オープンスクールも何度か行ったんですか?
小関 行きましたし、1回はZOOMでも参加しました。その時にYCAに在学中の先輩が説明をされていて、具体的に話を聞いたことで、より通いたいと思うようになりました。
――じゃあこの記事を見ている人で迷っている人は、やっぱりオープンスクールも受けてみた方が良さそうですね。ZOOMでも受けられるんだから。YCAに通うのに親御さんの説得は大変じゃなかったですか?
小関 私も跡見さんと同じで、親を泣きながら説得しました。学費の50万円も内緒で貯めて、「貯めたので、通わせてください」と説得したら、渋々許してもらいました。
――舞台監督を目指すのは、吉本興業の社員になることとまた違いますよね。どんな仕事なのか親御さんも想像しづらいから、説得は難しかったと思います。それで小関さんは在学中に、舞台監督の長谷川さんのところでアシスタントとして働いていたんですよね?
小関 そうです。6月ぐらいから長谷川さんを紹介していただいて働き始めました。そして4月からは、正田さんの会社に入社させていただくことになりました。
――読んでいる人にはわからないかもしれないけど、これは本当に舞台監督としてはエリートコースですよ。長谷川さんは東京吉本の芸人なら全員がお世話になっているくらいの人だし、正田さんも本当にプロフェッショナルな舞台監督だから。この2人の下につけるのはYCAじゃないとできないことですよね。
小関 本当にそうだと思います。
――親御さんを説得して、その後ちゃんとした会社に入社できたのは素晴らしいと思います。そしたら次は、YCAの面白かった授業や、学びになったことも聞いていきますね!
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